浮世絵復刻版画

千絵の海

千絵の海(ちえのうみ)
全十図からなる名所絵揃物である「千絵の海」は、「富嶽三十六景」が発表された後の1833年頃に出版されたとされている。
日本各地の海や川を舞台に、変幻する水の表情と、漁業に携わる人々が織り成す日常がいきいきと描かれている。
藍のグラデーション、ダイナミックな構図が印象深い作品で、波や水しぶきといった、北斎が追求し続けたモチーフである「水」の表現を存分に楽しむことができる作品である。


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